ベジャールの「くるみ割り人形」
一週間ぶりの東京文化会館。本日は東京バレエ団です。
今回は、ベジャールさんが他界されてからは初の「くるみ」。主要キャストが初演時に近いものの、バレエ団のコールドもかなり入れ替わって、ベジャールさんの作品として観れるのか、あえて観ないべきか…と迷いつつ、出かけましたが、杞憂でした。ベジャール作品のもつ「愛」のパワー、特にこの作品のもつ「母への愛」に圧倒されました。
細かいことを言えば、ダンサー全体から舞台を楽しんでいる様子があまり感じられず、猫のフェリックスは特に個性を感じず、Mも2幕のパを教えるところ以降はよかったけど、その前は緊張感にかけてただ乱暴な感じに見えてしまい、がっかりする部分も結構あったんです。でもでも、吉岡さん演じる「母」の温かさ、ビムの少年らしさ、妖精たちのはじけっぷり、そしてVTRのベジャールさんのメッセージ、やっぱり暖かい気持ちがこみ上げてきて、作品のもつ力に感服いたしました。
振付家が亡くなっても、作品が受け継がれていく、アーティストの仕事というのは、すごいことですね。東京バレエ団にはこれからもずっと大事にしてもらいたい作品です。
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