新国立劇場「運命の力」
月曜からオペラ見に行っちゃいました。
昨日の試験が終わったご褒美?ということで...。
新国立劇場のオペラは久しぶり~。
去年は足繁く国立劇場に文楽を見に行ってたので。
「運命の力」は2000年のムーティ&スカラ座の来日公演以来、2回目です。
感想を簡単に...。
♪全体の印象
スカラ座は「激しくうねり流れる音楽によって舞台が突き動かされる」
新国は「松本清張の様にストーリーが静かに進行し音楽が付き添う」
やはり、ムーティ様の腕力で動いていくスカラとは大違いでしたが、日本人的な淡々と進むドラマの流れは決して不快ではありません。字幕がなかったスカラでは、ひたすら音楽に身をゆだねてましたが、今日は字幕を見てなくても、ストーリーがよく分かりました。
♪歌手
レオノーレのシャファジンスカヤ、大声量で、存在感ありました。かなりブラボーが出ていましたが、私的には感激には至らず。声が大きくて力強すぎて、お嬢っぽさに欠けるのが残念かな。グァルダーノ神父のユルキ・コルホーネンが渋くて好みでした。メリトーネを演じた晴さんのコミカルな演技もよかったのでは。合唱は男性、特に2幕の最後が美しかったですね。
♪オケ&指揮
スカラ公演とアプローチがぜんぜん違って、かえって良かった。日本的というか、最後まで落ち着いたペースで鑑賞できました。マラソンみたいに、最初にすっ飛ばすと後でついていけなくなるし、スカラ公演は1幕でガツンときて、後はただ一生懸命聞くだけでした...。演奏後のオケピ内は笑顔があったし、満足感が漂っていた気がします。1幕チェロのソロが美しかったです。
♪演出
結局一番だめなとこかも。下手に予算があるからいけないのかな~。いつ見ても装置にお金かけていることはわかるんだけど...って感じ。意味なく箱が前後に移動させられ、それも修道士が動かすってどう?2幕後半の神父&レオノーラが二人でで歌うシーンと、3幕出だしの戦地の宿舎(ベットはワルキューレの使いまわし?)は、シンプルで良かった。
合唱は、歌は悪くなかったんです。でも衣装と動かし方が痛すぎました。
「ここスペインでしょ、なんで「蒲田行進曲」が始まるの?」という衣装。スペインから、戦後の東京に場面転換して、再びスペイン...?また悪夢の「カルメン」のように、みんなで手を振って行進をはじめちゃう演出。わざわざ動きの汚い歌手をつかって行進させることないだろうに~。歌だけでは説得力がないから、ついつい動かしちゃうのですかねぇ。新国立バレエ団を使えばいいのに...。
と、なんだかんだ書きましたが、全体的には満足、楽しかったです。
今年は、新国立劇場にもう少しマメに出かけようかな、と思える公演でした。
来シーズンは「イドメネオ」が見たいな~。
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