文楽5月公演 第2部
昨夜はしっかり寝て、今日は体調万全で出かけました~。
本日前半は16時開演で、2時間半以上休憩無くぶっ通し。着物の女性や、年配のお客様は疲れないのか?いや絶対に疲れるでしょ~という長さ。25分の休憩をはさんで、後半も1時間半近く。文楽見るのって、映画やバレエよりもずーっと大変なのです。
前半は「義経千本桜」。
名前からは義経&弁慶が想像されますが、今回上演された段の主役は平維盛。時代物によくある、身を隠している武将を匿う人と追う敵役との話です。「すしやの段」は住大夫さんでしたが、素晴らしかった...80歳を超えているとはとても思えないお声には、いつも尊敬致します。玉女さんが遣った権太が何故に改心するのかが、イマイチ腑に落ちないけど、物語的には、そう落ちないとね、というところでしょうか。
すぐ後ろの列にアメリカ人が数名いました。結構シリアスなシーンで笑ったりするので、イヤホンガイドの英語版でどのように解説しているのかなぁ、なんて思いました。ハリウッド映画のように分かりやすいものに慣れてるだろうし、あの長さやストーリー展開に耐えられるのかな?と思っていたら、後半は帰っちゃったみたいで、席はカラッポでした。簑助さん観ないなんて、ああ、勿体ない...。
後半は「生写朝顔話」。
「明石浦船別れの段」で、大船と小船で男女が別れ別れになるシーンなんて、アメリカ人には分かりやすくていいと思うんだけどなぁ、ちょっとタイタニックみたいな感傷的な気分になるじゃない?なんてひとりで盛り上がってました。「深雪」はちょっと怨念めいた執心が恐ろしくもあるけれど、何しろ簑助さんが遣うと美しくて...。最初から最後まで、簑助さんに目が奪われてしまいました。何であんなに憂いを秘めた、悲しい女性になるのでしょうか。
今日は舞台のしつらえに目が行きました。
前半「小金吾討死の段」では暗闇に茶けた竹林のコントラストが美しかったし、後半「宿屋の段」での鶯色というのかな、宿屋の薄緑色の壁が美しかった。他にも山々の絵や、海、川の色も清々しくて、日本画的なさらりとした清らかさを感じました。(先日観た、ボリショイの書割とは全然違うので、特にそう思ったのかも。)
観れば観るほど、あれこれ気になってきた文楽。
もっともっと知りたくなってきたぞ、と言うわけで、帰りには文楽に関する本を数冊買ってしまいました。次は9月までおあずけなので、それまでじっくり勉強したいと思います。次回東京公演は「仮名手本忠臣蔵」なので、チケット争奪戦が激しそう...。
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