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2006年9月29日 (金)

ローマ歌劇場「トスカ」

東京公演初日に行って参りました。

ローマ歌劇場「トスカ」
指揮:ジャンルイージ・ジェルメッティ
演出:マウリツィオ・ディ・マッティーア

フローリア・トスカ: ダニエラ・デッシー
マリオ・カヴァラドッシ: ファビオ・アルミリアート
スカルピア男爵: ジョルジョ・スーリアン
チェーザレ・アンジェロッティ: フランチェスコ・パルミエーリ
堂守: マッテオ・フェッラーラ
スポレッタ: マリオ・ボロネーシ
シャルローネ: リッカルド・コルテッラーチ
羊飼い: カルメラ・チマグリア

今回は、NHKホールでの上演でしたが、それが勿体なかった。いかんせん箱が大きすぎたのだと思います。新国立劇場くらいの大きさなら、もっともっと良かったはずです。

歌手陣は、やはりデッシーが突出していました。私はトスカというキャラクターは強すぎてあまり好きではないのですが、マリオを愛しているからという気持ちには共感できたし、スカルピアを殺すまでの演技も良かったです。本当のダンナ様が恋人役だと、演技じゃなく、自然体でできるのかな?

何かの記事に「デッシーに必ずセットでついてくるアルミリアートがイヤ」と書いてあったので心配だったのですが、初めて聴いたアルミリアートは良い声だし、ルックスもいいし、良い歌手でした、ただ、超一流の歌手ではないけれど...これからどうなるか、ですよね。「Vittolia!」の叫びなど、きれいな声だったと思います。心に迫る歌声になるといいけれど、そこはもう天性のものなのかもしれないし、奥様が立派過ぎると大変ですね。

オーケストラは思ったよりもおとなしめ。スカラ座&ムーティのCD、迫力で押す音で予習していたせいなのかもしれませんが、ローマ歌劇場の音は丁寧で優しい音でした。指揮者のせいなのか、この劇場の特性なのか、まさか日本公演だから和風な味付け? この音なら、「ラ・ボエーム」で聴きたい、と思ってしまいました。とはいえ、開演前に一生懸命練習していたホルンも決め所はバッチリでしたし(途中コケてもいたが)、美しくまとまったオケは心地よかったです。

全体の印象として、せっかくの引越し公演なのに、デッシー&アルミリアートで売るという感じそのままで、カンパニーとしての体温が感じられなかったのが残念です。それから、
会場に華やかな雰囲気がなかったのも少々残念でした。今回は「リゴレット」の方が皆様の本命なのでしょうか。

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2006年9月24日 (日)

ショックです...

文楽人形遣いの吉田玉男師匠が亡くなられたそうです。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。

玉男さんがさりげなく遣う人形からは、真に迫る情感があふれて本当に素晴らしく、何度でも、何回でも観たくなる、そんな芸でした。

最後に観たのは、確か去年の5月東京公演。
もっともっと目を凝らして観ておくんだった(涙)。

今日が東京公演の楽日、お弟子さんはじめ、全ての技芸員の方はどんなお気持ちで大阪へ帰られるのでしょうか...。

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再び、仮名手本忠臣蔵

22日の金曜日も、第一部から第三部まで、通しで観てまいりました。
今回は7列目、8列目のと~ってもいいお席。
途中眠気と戦いながら、芸を堪能しました~。

『仮名手本忠臣蔵』のストーリーをおおまかに把握したのは、なんとフランス人モーリス・ベジャールによるバレエ『ザ・カブキ』を見て、という逆輸入状態だった私。今回ようやく日本人として正しい道に立ったような感じです(^^;) つっこみドコロ満載のストーリー、なのに真に迫る芸、と見所満載で11時間はあっという間でした。


<第一部>
大序 鶴が岡兜改めの段
顔世御前って、後醍醐天皇の女官だったのですね(だから兜改めのお役をおおせつかるのです)。大名の奥方って深層の令嬢ではなく、キャリアがあるもんだったのか、なんて不思議なところに気づく。(だいたい、時代考証はめちゃくちゃで、室町時代に大名ってのもおかしな話ですが)。

恋歌の段
ここでも、顔世御前は高師直からの文を投げ返してるし、文楽に現れる女性にしてはイマドキな大胆さではないですか(その後の悲劇を導き出すためなのかしら?)
それに対する、高師直の「よい返事聞くまでは、口説いて口説いて、口説きぬく」にはも~う絶句。

二段目 桃井館本蔵松切の段
松香大夫さんが素晴らしかったです。桃井若狭助の「若いな~」という鼻息の荒さと、加古川本蔵(吉田玉女さん!)の落ち着いた態度のコントラストが絶妙。若狭助の「モウ遭はぬぞよ、さらば」なんて台詞は真剣なのに何故か笑えてしまう(失敬)のですが、その後馬に飛び乗る本蔵の凛々しさ、お家のために真剣に策を練る姿、男らしいです。でもその後、知らない所で大きな悲劇を背負ってしまうのですよね、本蔵は。

三段目 下馬先進物の段
呂勢大夫さん、すっと通る強いお声でした。鷺坂伴内のコミカルな動きと語り、良かったです。ここもどう見ても城の形が江戸時代。時代考証は一応室町時代にしてあるだけで、目に見えるものは全部江戸時代なのだわ、とようやく気づいたのでした。当時の人は教科書があるでもなし、室町時代の風俗まで詳細に知る由もなかったのかも。

殿中刃傷の段
伊達大夫さん、素晴らしかった。師直のいやらしさが全面に出ていたし、影に控える本蔵の姿までリアルに感じられました。塩谷判官はあの程度のことで刃傷沙汰になってしまったの?なんて思ってしまいましたが、だんだんと追い込まれてついに刀を抜くまでは、見せ所でした。

裏門の段
早野勘平とおかるが、山崎へ身を隠すことになるいきさつが語られるシーンです。今回の上演では「下馬先~」と「殿中~」の間に入るべき「腰元おかる文使いの段」が省かれているため、勘平が何故このように悔やんでいるのか、おかるがなぜ山崎へ行こうと言うのかが分かりにくいかも。それにしても、伴内に対して刀を振り上げる勘平をとめながら、おかるが「アアコレ、ソイツ殺すとお詫びの邪魔。もうよいわいな」といって止めるあたり、時代物の女性は皆さん強いですよね~。

花籠の段
塩谷判官切腹の段
切腹に至る準備が粛々と進んでいったので、これが切腹の流儀なのかぁ、とヘンなことに感心してしまいました。どうしても何故この程度で切腹なのか、という気持ちが片隅に残ってしまうのですが、塩谷判官がすんなりと勅命を受けて死を受け入れる、ただ大星由良助にだけ逢いたいという心残りが見える、その心の表現がお見事でした。そして、由良助が登場(簑助師匠!)、こときれる前のわずかな対面、無念さが舞台全体に広がったのです...。

城明渡しの段
ここは由良助が城を明けて、一歩一歩遠ざかる、ただそれだけのシーン。太夫もただ「はったと睨んで」とだけ。人形の体ひとつで、場をつくる、存在感で見せるシーンでした。簑助さんの由良助は表情や動きはとても柔らかいのですが、その中で細くとも硬い精神性がびしっと通ったような、心の強さを感じさせるキャラクターで、私が今まで大河ドラマ等でみたような男臭い大石蔵之助とは一線を画していました。

<第二部>
五段目 山崎街道出合いの段
ここからしばらく、男性ばっかりなんで、ちょっと眠気が...。

二つ玉の段
吉田幸助さんが遣った斧定九郎が嫌な感じ全開でよかったです。本当に自分勝手で金のことだけ、というキャラが立っていました。お地蔵さん蹴っ飛ばすあたり、いいですね!胡弓が与市兵衛の無念さを表すところだと思いますが、もう少し細く悲しい音で鳴るといいですね~。あと、バレエで観た時はさっぱりわかってなかったのですが、猪の登場する意味がようやく理解できました。

六段目 身売りの段
勘十郎さんのおかる、いいです。でもこの後の一力茶屋での妖艶さはまだ出さず、草深い中でひっそり暮らす女が、好いた男のために身を売る決意をした、その雰囲気がただよっていました。

早野勘平腹切の段
身分が低いと、切腹ではなく、腹切になるそうです。巻末の英語表記では、切腹=Suicide by Disembowlment となり、腹切=Suicide by Harakiri ってなってますが、外国のお客様はこの差をどう受け止めるのでしょうか? 正直にいって、義母に責められて腹切に至る段はあまり好みではなかったのですが、忠義を通す昔の人は(特にお客さんである一般人は)勘平に共感するシーンだったのだろうと思います。

七段目 祇園一力茶屋の段
千歳大夫さんの由良助、好きです。真面目な人が、だらしなくなった感じがとても良く現れていた気がします。女郎と鬼ごっこをする由良さん、男の弱さが全面に出ていて、かえって愛すべき存在に見えちゃいました。
それから、ココはなんといってもおかるの色っぽさですよね。夜の空気にあたって涼んでいる様、梯子から怖がりながらも下ろされる様、ただただうっとりしてしまいました。山奥にひっそり暮らしていた女が、こんなに変わるなんて...。勘十郎さん、ますますファンになりました~!
あと、長唄がとても心地よかったです。場を和らげつつ、盛り上げつつ、美しい空気をつくりだしていました。長唄の会とかも、聴きに行ってみたいな。

<第三部>
八段目 道行き旅路の嫁入り
ようやく女性がメインです。戸無瀬&小浪親子の頼りなげな道行、長旅で辛いに決まっているのに、力弥に逢いたい気持ち一杯の小浪、可愛らしい~! 鶴澤寛治さんはじめ、三味線5人も迫力ありました。

九段目 雪転しの段
場面は一転して、山科の雪景色。目に白い世界がまぶしく美しくとびこんできました。清らかな気持ちになり、ああこれからのキリリとした緊張のシーンへ観客を引き込む素晴らしいシチュエーションだ、と舞台装置だけで感激です。個人的に、鶴澤清志郎さん応援してます~。

山科閑居の段
住大夫さんの抑えた深い深い声。圧倒されました。大夫、三味線ともに静けさと熱さがあって、切も奥も圧巻でした。お石vs戸無瀬のキーンとしたやり取り、嘆く小浪。女の世界です。それにしても、小浪の白装束の可愛らしいこと...。私も結婚式するなら、絶対和装にすると心に決めました(いつだろう...。)そして虚無僧姿で現れる本蔵、やはりここでも死をもって詫び、解決に至るのでした。それぞれの本来の思惑と少しづつずれながら動く運命、世の中のはかなさ、頼りなさを感じる瞬間でした。小浪だって、晴れて力弥と結ばれても、たった一夜の幸せですものね...。

十一段目 花水橋引揚の段
文楽では討ち入りシーンがなく、ここでは師直を討った塩谷の浪士達が、判官の墓前に報告にいくのですが、途中花水橋で若狭助がその功績をたたえて追っ手は寄せ付けないと浪士に宣言するシーンでした。この段の前に帰るお客様も多く、少々おまけ的な場と思われますが、最後晴れやかに締めくくるために必要だったのかなと思います。

もっと気づいたことや、書きたいことがあったように思うのですが、とにかく作品の壮大さに圧倒されたというのが正直なところです。これを毎日上演し続けている技芸員の皆様のお力には心から感服いたします。次に通しで観られるのはいつのことかわかりませんが、文楽の発展を願い、次の通しまで見続けていきたいと思いました。

それにしても、お尻が痛くて痛くて、通しで観ているご高齢のお客様も体力あるなぁと、自分も鍛えておかねばと反省でした。でも国立劇場様、もう少し、椅子のクッション何とかしてください。

YuranosukeEntrance 

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2006年9月15日 (金)

仮名手本忠臣蔵

40

国立劇場開場40周年記念
通し狂言『仮名手本忠臣蔵』を観てまいりました。





通し狂言とは、最初から最後まで通しで上演します、という意味でして、本日第一部の開演は10:30、第三部の終演は21:25、なんと、11時間も国立劇場にいたのです。同じ座るにしても、飛行機にのってたらロンドンに着いちゃいますね。結構高齢なお客様もいらっしゃるのですが、三部まで通しで観ている方もいます。体力いります、帰りにはお尻が痛くなりました。

今日は内容を把握するので一生懸命(といっても、二部は結構寝ていた。)来週の金曜日にも同じ11時間コースに挑戦します。

今日は、とりあえずお昼のお弁当を。
Bento







「国立劇場開場40周年記念 特選懐石弁当 980円」
上品で美味しかったですよ。来週も食べるつもり。
(ちなみに今日は手作りプリンと大福も食べました。)

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2006年9月13日 (水)

余韻

実は昨日、上野に向かう時は体調悪いな~と思っていました。
仕事疲れか、ストレスか、このところ風邪気味だったせいか。
でも、帰りにはすっきり!としておりました。
もちろん、歌、音楽の素晴らしさによるものですが、個人的には会場で聞く”温かい”拍手も人間に良い影響を与えると思うんですよね。昨日の会場は、最後まで温かい雰囲気でした。


不思議なことに、今朝の目覚めは更にスッキリしていて、自分でもちょっとびっくり。癒し効果抜群? 
久々に爽やかに出勤して、昨日のことを思い出しながら(鼻歌なんか歌いつつ)仕事をしていたわけです。

そこで、今日はフィレンツェのオケについて。
個々には音を外してたりする楽器もあるんですが、全体では○になっている。突如として大音量上げてきたりするんですが、耳障りにはならない。工業国日本人の感覚で言う、メイドインジャパンな精密機械にはありえない感じ、で成立しているのです。隙があるのに、美しく完成品になっちゃうあたり、ドイツ風とも違いますね。(ドイツは検品とか厳しそうでしょ?)・・・変な表現ですが。

終演後、オケピの皆さんがいつまでも楽しそうにアンコールにこたえていたのが印象的でした。メータに対してだけでなく、歌手に対してもオケメンバーが敬意を払っている様子が見て取れます。(新国立劇場では見られない光景か...)

あと、昨日「声が弱い」なんて書いたのですが、改めて思い出してみると、結構耳に残っている声はボンファデッリかも。当日のインパクトではなく、翌日に後をひく声って凄い?! フリットリのキレのある声も忘れ難い。彼女が歌うリューも聴きたいんですけどねぇ...トゥーランドットは売り切れらしいので、むむ残念です。

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2006年9月11日 (月)

フィレンツェ歌劇場「ファルスタッフ」

6月以来のオペラです~♪
月曜というのに仕事はさっさと切り上げ、上野の文化会館へ駆け込みました。

ヴェルディ「ファルスタッフ」 全3幕
指揮:ズービン・メータ

ファルスタッフ:ルッジェーロ・ライモンディ

フォード :マニュエル・ランツァ
フェントン :ダニール・シュトーダ
医師カイウス :カルロ・ボージ
バルドルフォ :ジャンルーカ・フローリス
ピストラ :ルイジ・ローニ

フォード夫人 アリーチェ :バルバラ・フリットリ

ナンネッタ :ステファニア・ボンファデッリ
クィックリー夫人 :エレナ・ジーリョ
ページ夫人 メグ :ラウラ・ポルヴェレッリ


感想は簡単に...
アリーチェ役のバルバラ・フリットリが最高! ボンファデッリは可愛いけど、声がまだ弱いですね。これからの広がりに期待したい。 あと、クイックリー夫人がとってもキュートでした。女性がイキイキしていたと思います。イタリア語の発音が(当たり前ですが)ナチュラルで、耳に心地よかった。

ファルスタッフって生舞台は初見だったのですが、オペラというよりも最高の音楽がついた音楽劇って感じなんだなぁと思いました。「歌です、アリアです~」っていう主張があまりない。でも舞台を効果的に進めているのは音楽なんですよね。歌手たちも演技がちゃんとしていて、見てて楽しかったです。お洋服も現代風でなかなか素敵。女性はすごくエレガントな靴を履いていました。(なんと、帰ってからわかったのですが、女性はフェラガモの衣装だそうです。)ボンファデッリは突然出演が決まったからか、2、3幕ではプログラムと違う洋服を着ていました。今日は5階のサイド席だったので、視覚的にもっと楽しめる席にすれば良かったなぁ、と少し後悔。

ドイツ系のオペラは「音楽ありき!」みたいなところがありますが、イタリア系のオペラは舞台+音楽の相乗効果を楽しむ、という感じが改めてしました。あー、今月末のローマ歌劇場の「トスカ」も見たいなぁ~!

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2006年9月 8日 (金)

吉田都さん

『婦人公論』に吉田都さんのインタビュー記事が出ていました。

結婚されたこと、日本人として日本で後進の指導にも力を入れたいこと、日本人としてやはりその基礎は日本にあるのだという気持ちがあること、まだまだ踊っているのが好きだから、そのチャンスが多いK-Balletに移籍したこと、などなど。

とても自然体な語り口で、記事を読んだら、すんなり納得。ロイヤルのプリンシパルという地位に固執することなく、自分の活動を気持ちに正直にスタートされたのだなぁと。

これからも、都さんの素晴らしい舞台がたくさん見られることを期待しております~♪

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2006年9月 2日 (土)

土曜日の午後

お昼を約束していたので、渋谷へ行ってきました。
今日のお店は、渋谷ロゴスキー。ロシア料理です。

ランチセットをいただきましたが、食いしん坊の私は、さっさと食べてしまうため、写真はデザートだけ。あとは、お土産でいただいた笹団子キャラメル!(まだ食べてないので、どんな味なのか、楽しみです。)
Dessert  Caramel








食事の後は、帰宅組と、お買い物組とに別れました。お買い物はタワレコへ行くというので、これ以上CD&DVDを買っては危険と思い、私は帰宅組...(でも、やっぱり行けば良かったかなぁ~。ハンカチ買いに行くのもすっかり忘れてた。)

話は変わって...
帰り道で見つけた、防災ポスター。セサミストリートのエルモです。
カワイイ!けど、実際地震が起きた時、エルモじゃ役にたたなさそうだな~。かえって大騒ぎになりそうですが、よろしいのでしょうか、このキャラ選択?

Elmo

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MAROワールド Vol.6

銀座にある、王子ホールにはじめて行って参りました。
N響のコンマス篠崎史紀氏、「まろ」様の愛称で呼ばれる彼が主催するコンサート、その名も、「MAROワールド」を聴く為です。今回はドヴォルザーク。

♪弦楽四重奏曲 第12番「アメリカ」 ヘ長調 Op.96

♪弦楽五重奏曲 第2番 ト長調 Op.77

アンコール
♪「8つのワルツ」 Op.54より、第2番

前半は、演奏のバックに影絵が出ていました。影絵なんて、何年ぶりだろう?!ゲストとのトークの時に、まろ様が「ドヴォルザークといえば、下校の音楽(新世界より、のあれ)、下校のころは夕方で、影がながーく伸びていたのが印象的」「おじいちゃんがいたら、影絵などして遊んでくれたのかな」と、影絵に対する気持ちを話していました。
「影」という言葉だと、冷たい暗いイメージがするけど、「影絵」になると、ほんわかした感じになるのが、不思議だよね、なんて思いました。影絵のために照明がかなり落ちていて、演奏に影響はないのかな~、とも思いましたが。

正直なところ、西江王子様がお目当てで行ったのですが、他の方も皆さん、演奏とても良かったです。「アメリカ」はヴィオラの佐々木さんが素敵でしたし、後半の五重奏ではチェロの宮田さんの若々しく、弾ける音がエネルギッシュで好感もてました。もちろん、まろ様のソプラノ歌手みたいな明るい高音や、西江さんの落ち着いたセカンドも良かったです。西江王子のピチカートなんて、目にも耳にも幸せでした~♪

驚いたのは、後半第一楽章で宮田さんのチェロの弦が切れちゃって、演奏中断になったこと。まろ様が演奏を止めたらすぐに、宮田さんがスックと立ち上がり「すみません、弦が切れました」と言って、サーッと袖へ引っ込む。ええー、チェロの弦が切れるとは、と思っていたら、まろ様のご説明によると、「ヴァイオリンはA線がよく切れますけどね。低音になるほど切れにくいものですよ。ヴァイオリンは普通1週間程度で、ヴィオラは2週間程度、コンバスは一生に1回しか弦は切れないそうですが(笑)6ヶ月に1回程度弦を張り替えるんです」とのこと。そんなうちに宮田さんが戻ってきて「大丈夫っす」と、まるで甲子園の決勝再試合かのような、爽やかさでした。再演になっての第一楽章、すごく熱気が感じられて、よかったです。2回聴けたし、お話も聴けたし、私にとってはお得なハプニングでした。

アンコールのワルツは、うっとりする美しさで、私の頭の中には華麗なバレエダンサーがドレスをひるがえしながら軽やかに踊るシーンが浮かんで、麗しいひとときでした。

演奏終了後、1階ロビーではサイン会が開かれ、まろ様のド派手なシャツを拝んだり、西江王子の爽やかな笑顔にドキドキしたり、宮田さんの若さに驚いたり(終演時の挨拶のなんと素人っぽいこと!まだ20歳だそうです、よい発見でした、次の演奏会にも行こう♪)、最後の最後まで楽しませていただきました。

MAROワールドは初めてだったのですが、まろ様自身も楽しんでいらっしゃるし、お客様を楽しませたい!という気持ちも伝わってきて、素晴らしい演奏会でした。今日のメンバーは、まろ様からみて若い人ばかりなのですが、ジェネレーションギャップなども全く見えず、まろ様の懐深さに感心いたしました。

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