« 2006年10月 | トップページ | 2006年12月 »

2006年11月25日 (土)

芸能花舞台

とってもお天気の良い土曜日の朝。
コーヒーを飲みながら、のんびり新聞を読んでいました。
普段はほとんど見ないのですが、今朝は何故か天気予報をみてから、テレビ欄を見たんです。そしたら、目に飛び込んできた文字が...。

芸能花舞台「伝説の至芸・吉田玉男」

なんですって~!!!
いや~ん、気づいて良かった、これも神様の思し召しに違いない。

放送されたのは、
「仮名手本忠臣蔵」より城明渡しの段
「心中天網島」より河庄の段
「曽根崎心中」より天満屋の段、天神森の段

「仮名手本忠臣蔵」は9月の東京公演で簑助さんが由良之助を遣っていました。千秋楽の日、簑助さんが城明渡しの段を終えて楽屋に戻った際に、玉男さんの訃報をお聞きになったそうです。

簑助さんの由良之助は秘めた思いを胸にしっかりと留めたような凛とした静の美しさでしたが、玉男さんの由良之助は、静かな動きのなかにも無念の思いが溢れていて、悔しさがこちらの胸に迫ってきました。やはり玉男さんです。

徳兵衛も決心するときのハッとした表情などが、いいです~、色男。ストーリーは現実離れしているのに、あんな純粋に惚れてくれる男なら、ダメ男でもついていくかもしれない、なんて思わせるんですよね~。ああ、いいなぁ。うるっときてしまいました。

ただ、テレビの限界はやはりあって。画面では明るすぎてどうしても暗闇のなかを歩む人形のあの威厳が映し出されない気がするし、表情ばかりを追ってドアップになってしまい、人形遣いの動きが見えなかったり、ゲストの住太夫さんもおっしゃっていたけれど、玉男さんから発せられる風圧といいますか、劇場で観る時に感じる空気感はやはり無いのですよね、それでも、VTRで玉男さんの芸に少しでも触れられて幸せでした。

芸能花舞台は再放送、再々放送もありますので、ご興味のある方はぜひご覧下さいませ。(再放送は12月2日の朝5時15分から、再々放送は3日の深夜24時15分からと思われます)

芸能花舞台 http://www.nhk.or.jp/hanabutai/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月21日 (火)

水戸室内管弦楽団 鎌倉特別公演

月曜日の夜に鎌倉...。私の勤務地は文京区...。
仕事をしつつも、夕方になるにつれ徐々にソワソワ...。
定時退社しダッシュで鎌倉へ向かったのですが、当然プレトークには間に合わず、開演直前に到着となりました。

指揮:準・メルクル
テノール:イアン・ボストリッジ
ホルン:ラデク・バボラーク

♪R.シュトラウス:組曲「町人貴族」 作品60
♪ブリテン:セレナード 作品31
♪ベートーヴェン:交響曲第8番 ヘ長調 作品93

個人的なお目当ては指揮者ですが、素晴らしいメンバーで感激でした。友人が譲ってくれた席がなんと最前列。なんといっても、ソリストお二人の技量に圧倒されました。

「町人貴族」はオペラや演劇、バレエ等を思い出させるような、明るく軽やかな旋律。登場人物が動き出すようなイキイキとした音に魅了されました。特に、管が秀逸で、オーボエが鳴っている時は、舞台上でダンサーが楽しげに踊っているような音、本当にウキウキさせられました。逆に弦は少々重たい感じがしましたが、ヴィオラのモーリン・ガラガーさんは素晴らしい音でした。管が「踊り」なら弦が「語り」という感じかな。また、メルクル指揮のオペラが早く観たいよ~、と思いました。

セレナードは初めて聴いたのですが、もう本当にソリストの力量に感服でした。最前列なので、どーんと目の前にバボラーク&ボストリッジが!ホルンの柔らかく美しい音~!ボストリッジの美しい声~!特に、長身のボストリッジは存在自体が怪しくも美しい...。すっきりと英語の発音が聴き取れるのは、声楽家としての素晴らしい力量あってこそですよね。おかげで声や音色だけではなく、重ねた言葉の一つ一つが心に訴えてきました。圧倒されたあげく、終わって数分して感激がこみ上げて、じわりと涙がでてしまいました。

休憩をはさんで、ベートーヴェンの8番。これはもう少し後ろの席で聴きたかったかな、と思いましたが、第一楽章のすっきりした音などは大いに楽しめましたし、全体を通じて演奏家の皆様の表情が見て取れたのがよかったです。指揮者も指の先まで使って表現を求めていました。うーん、この内容で、このメンバーでもう一回聴きたいっ、と思ったのですが、あとは福岡公演のみって、行けるわけないのでした...。

終演後は楽屋口でメルクルさんにちょこっとご挨拶して、他のメルクルファンと公演の感想を語りながら、食事して帰りました。次にメルクルさんにお会いできるのは来年なのですが...。来年はリヨン管、ドレスデンの「ばらの騎士」と盛りだくさんで楽しみです。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2006年11月12日 (日)

モーツァルト 珠玉の協奏曲集Ⅳ

日曜日の午後、オールモーツァルトプログラム。
美しい休日の過ごし方だわ~、なんて思って出かけましたが。
みなとみらいホールに向かう道のり、大勢の親子連れやカップルをかきわけて、ようやくたどり着きました(^^;)

♪ホルン協奏曲 第三番 変ホ長調 K.447
ホルン:吉永 雅人

♪ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K.364
ヴァイオリン:西江 辰郎
ヴィオラ:篠崎 友美

♪ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466
ピアノ:アレクサンダー・コブリン


ホルンを演奏したことはおろか、触ったことすら無いド素人の私が見ても、あれは難しい楽器だと思います。肺活量もいるだろうし、重たそうだし、か弱い女子には到底こなせないでしょう(外国オケではたまに女性演奏家もいますね。)この曲を聴きながら、なぜか私は「世界のホルン人口を増やすには、どうすべきか?」ということを考えていました。もしも、メタボリックシンドロームの子供達に治療の一環としてホルンを与えたら、若きホルニスト(っていうのかな?)が激増して、学校なら練習も沢山できるし、ホルン吹いてれば、お菓子も食べられないし一石二鳥だね...と、本当にしょうも無いことを考えているうちに、演奏は無事終了していました...。 ホントすみません。


ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲。
私的に本日のメイン...。
第一楽章は西江さんの音を確認しつつも、私的にはヴィオラの音のほうが好きかもなんですけど~、と勝手に慌ててみたりしました...。ヴィオラの篠崎さんはおそらく「陽」の音を持ち合わせた方とお見受けいたします。
第二楽章はハ短調、西江さんの悲しげな陰影のある音が良かったです。やっぱり彼は悲しい音が似合う王子なのかしら?でも日曜日の午後でモーツァルトなんだから、幸せでふんわりした音も聴きたいわ、と勝手なことを考えておりました。
第三楽章は再び変ホ長調。陰のある感じの音には変わらなかったのですが、終演直前がとても良かった。うまく表現できないのですが、最後の集中力は本当に素晴らしく、まさに「西江さんの音」を感じたのです。『モーツァルトではなく、オレの音を聴け』(とは西江さんは絶対に仰らないと思いますが (^^;))、そんな感じを受けたような...? いずれにしても、自分が思い込んでいる(刷り込まれている)モーツァルト的なものは排除してかかった方がいいのかもしれないな、と感じました。西江さんの硬質で悲しげな細く美しい高音が、彼がモーツァルトにこめた音なのであって、今日はその音を聴くために来たのだ、と納得したのでした。


休憩をはさんで、後半はピアノ協奏曲第20番。アレクサンダー・コブリンは、ユンディ・リとショパンコンクールで争っていた様子を、当時NHK特集で見ました(たしか彼女とショパンコンクールに来ていた)。実演に接するのは今日が初めてです。チラシの写真は満面の笑みなのに、舞台袖から出てきたご本人の印象は結構神経質そう? 真面目そう~に指揮をしていました。ピアノの演奏は硬質ですが緩急があり、清爽感がありました。ちなみに、第二楽章後半はちょっぴり寝ましたが、音が綺麗だったんで(言い訳)。アンコールで弾いたハイドンのメヌエットは多少遊び心を入れて、でもカッチリと美しくまとめていました。プロフィールを見ると、まだ26歳ですね~。若くて勢いがあると言うのは素晴らしいことです、と年寄りみたいな感想ですが正直にそう思いました。将来は指揮者になるのかな~?


3つの協奏曲を同時に聴くというのは、なかなか面白かったです、これもモーツァルトイヤーならではでしょう。最後まで新日フィルのメンバーが笑顔で答えていたのも見ていて気持ちが良かったです。(ちなみに、演奏と全然関係ありませんが、西江王子の演奏する立ち姿も、私的には今年一番良かったです。)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年11月11日 (土)

神奈川フィル 第230回定期演奏会

仕事休みだったので、家でのんびり過ごしてから、みなとみらいへ。
なんといっても、今日は「二胡」に興味深々。

「アジアの時代」
指揮:シャオ・エン
二胡:シュイ・クゥ

♪チェン・イ:歌墟(アンティフォニー)
♪ワン・イェンチョウ:百鳥朝凰
♪チェン・イ:胡琴組曲

(シュイ・クゥのアンコール曲)
♪黄海懐:賽馬

♪シベリウス:トゥオネラの白鳥
♪ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」


「百鳥朝鳳」では、二胡によって鳥の声や様子が巧みに表現されていました、二胡の柔らかく澄んだ響きといったら。あんなに激しく弓を動かしているのに、ちっともにごった音が出なくて感激でした。また、シュイ・クウさんがとても楽しそうに演奏していたのが印象的でした。

「胡琴組曲」では、第一楽章は『二胡』、第二楽章は『中胡』、第三楽章は『京胡』と、三つの楽器を持ち替えていました。それぞれの楽器の違いを味わえただけでとってもお得な気分。第三楽章で使用される京胡は京劇で用いられる主要な楽器とのことですが、最初の音を聴いただけで以前観た京劇の舞台を思い出し、それだけで舞台が踊りだすような気がしました。パーカッションも多用され、前半は中国パワー全開、という雰囲気でした。

この後にアンコールで演奏された「賽馬」は素晴らしかった。
二胡ひとつであれだけの音が出せるとは、脱帽です。馬の蹄の音、いななき、駆け足する様子など、次々と繰り出される音に圧倒されました。二胡という楽器の可能性をしみじみ思い知らされた感じです。


後半は、今日のテーマと相容れない感じもしますが、指揮者が中国人だからいいのかな? 「トゥオネラの白鳥」は丁寧に演奏されてよかったですが、「火の鳥」の方は個人的には指揮者の解釈が好みではありませんでした。バレエを知っていると、どうしても演奏だけの時の解釈についていけないことがあるんですね。先入観かもしれないけど、バレエとしてよりも京劇っぽい「火の鳥」に感じちゃった。たとえば、カスチェイの踊りなんて、いきなり激しく盛り上がっちゃったでしょう、これって勧善懲悪な京劇的解釈だと思うんですよね~。どうしても、バレエ音楽は自分の中ではバレエ優先になってしまい、損した気分です。

オケの方は指揮者の意図を汲んで丁寧に演奏していたので好感持てました。チェロ、ハープ、コンバスなどがとても良かったと思います。今日は席がかなり前方だったので、パーカッションの動きや金管の辺りがあまり見えず、少々残念。みなとみらいホールはどの辺りが一番オススメなのかな??

今日は大学時代の友人と一緒でした。オーケストラを聴くのも悪くないと思ってもらえたかな?あんな素晴らしい二胡を聴けただけでも、今夜はお得でした。いろんな楽器と共演することで、オーケストラにとっても新しい刺激があるのでしょうね~♪

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月 7日 (火)

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

仕事を定時に切り上げて、今日はMUZA川崎へ。

指揮:ニコラウス・アーノンクール

♪モーツァルト:交響曲第39番 変ホ長調 K543
♪ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 op.92

4階席正面の上手側で聴いてまいりました。
自分の目当てはベト7だったので、前半モーツァルトについては、あんまり感想がないんですが、とにかく弦がきれいだなぁ~、指揮者は「すべての音符を無視することなく、一小節たりとも手抜きをしないこと」を求めているのだろうなぁ~とは思いました。それくらいキッチリオシゴト、って感じでした。古楽奏法とか詳しいことは分からないのですが、今はもう21世紀なんだけど、目の前の音楽は20世紀アナログ全盛古きよき音、という雰囲気で、この後BPhとラトルで同じ曲聴いたらどうなっちゃうのかな、なんてくだらないことを考えておりました。ウィーンフィルを聴くとその華麗な音にウットリすることが多いと思っていたけれど、前半はかなり冷静に聴いてました。

一方、後半のベートーヴェンの方は、第2楽章と第4楽章が凄
かった。第1楽章が始まった時は、モーツァルトと同じ感じだったので、ええっ期待はずれか?と心配だったのですけれど、指揮に対する楽団員の集中力も素晴らしく、だんだんと盛り上がっていきました。第2楽章はアーノンクールの意思がハッキリ演奏に出ているというか、ああ、こんな楽章だったのか~としみじみ聴き込めて良かった。第4楽章はそれまでの遅いテンポから一気に爆発して、メンバーも残りの体力出し切れっって感じに演奏していました。でも激しいだけじゃないのですよ、うーん言葉で上手く表せないのだけれど、とにかく興奮しました。なんていうのか、若者が勢いで興奮するっていう感じじゃなくて、真綿で首を締められるみたいなひたひたと迫りくる興奮っていうか(表現がアヤシイでしょうか...)。アーノンクールのパワーなんでしょうね。

個人的にはベト7の第4楽章を聴いて、満足だったので、アンコールはいらないと思ったのですが、そこは日本のお客様が納得なさらないでしょう、とばかりにアンコールがあり、それもなぜかベト8の第2楽章で、何故~?と思ったけど、今日のなかでは一番リラックスした美しい音だったので、良かったです。

とはいえ、今日は「脳に刺激を受け、頭で理解する」ような演奏会だったかなぁ、と思います。涙腺や鳩尾にズンとくる感じではなく、脳へ刺激が伝わり、手元がしびれる、って感じ? 感激しつつも、少々不思議な気分でMUZAを後にしたのでした。

Wph

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月 4日 (土)

ハマボウル

昨日、本当に久しぶりに横浜で遊んできました。

もともと神奈川出身なので、東京に引っ越すまでは遊ぶのも、飲むのも、買物もな~んでも横浜でした。が、5年の歳月は色々と変化をもたらしておりまして...。あ~このお店改装したんだ、とか、このお店もうなくなったんだ、とか、昔勤めていたビルの1階にスタバが入っていてビックリしたりとか。

そして、横浜西口の娯楽の殿堂(言いすぎ?)ハマボウルが来年1月14日で閉館、というのもちょっとショックでした。建て直して新しいアミューズメント施設になるそうですが、今のレトロ感が失われるのは残念です(まあ、災害のことを考えたら、建て直すべきでしょうが)。新しくなったらゲーセンとかカラオケが幅を利かせてくるでしょうし、挙句の果てにパチンコ店なんぞが入ってしまったら、それはかなりガッカリです。

なので、閉館記念(?)ボーリングをしてきました。2ゲーム目で152点を出し、ちょっと得意気になっていたのですが、当日夜から足が筋肉痛になっちゃいました。昔は5ゲームくらい軽く遊んだのになぁ...。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

最近のCD

11月になってから、CDを既に3枚を購入。

Nov


まずは、1日のリサイタルで購入したカプソン兄弟の「インヴェンションズ」(手前)。演奏会の熱気がすごかったので、CDではいたってクールに聴こえてしまいます。が、冷静に聴いてもまた良いです。アイスラーの二重奏曲なんかも是非ナマで聴きたいなぁ。

奥の2枚は昨日横浜のHMVで購入。
左が「イドメネオ」のハイライト、先日の新国立劇場を思い出すために購入しました。このCDも綺麗ですが、新国の上演はやはり高品質だったのだと実感しました。バロック~モーツアルトあたりまでのオペラは、歌手次第で演奏の雰囲気がだいぶ違ってくるのではないでしょうか。3幕の「声」の前に入るティンパニとホルンが、結構ワーグナーっぽい音ですし、今回の新国の
キャストは良いセレクトだったのだな、と実感しました。

右はニコライ・カプースチン「24の前奏曲」です。これも先日の西江&アンダローロリサイタルで、アンダローロがアンコールに弾いていた作曲家なので購入しました。カプースチン自演のCDです。写真で観る限り、「ロシアのオジサン」(失礼...)ですが、超絶ピアノがジャズっぽくて、かなり興奮します。オトナなCDですので、クラシックに興味のない皆様も是非お聴きくださいませ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月 1日 (水)

ルノー・カプソン&ゴーティエ・カプソン

トッパン・ホールで、ヴァイオリン&チェロの兄弟デュオ・リサイタルです。

♪シュルホフ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲
♪ラヴェル:ヴァイオリンとチェロのためのソナタ

♪ギデオン・クライン:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲
♪コダーイ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 Op.7

アンコール
♪ヘンデル(ハルヴォルセン編):パッサカリア
♪バルトーク:ハンガリー民謡集より
♪J.S.バッハ(f.ノイマン編):2声のインヴェンションより第2番
♪J.S.バッハ(f.ノイマン編):フランス組曲第2番よりアリア

ええーと、今日は、とにかくなんだか、ビックリして参りました。
演奏が始まった時、「この人たち、宇宙から来たんでは?!」と思ってみたりしました。とにかくふつーに歩いて舞台に現れ、グキッとおじぎして、いきなりふ~んと演奏をはじめたわけで。「宇宙から今きたけど、この楽器弾けそうだから、ちょっと弾いてみるね(ラララ無人君~♪)」なノリでしたから...。(ファンの方、ごめんなさい。)

その時点で「えっ?」って感じなのにですよ、その音色がっ!
「今まで、私ってヴァイオリンの音を聴いたことなかったのね~」「チェロってこんな音も出るなんて、ダレも言ってなかったじゃん」という感じなのでした。とにかくですね、今まで聴いたことない綺麗な音で、かつヴェテランの名演奏家にはない、勢い、若さ、パワー、なんだろう?に、圧倒されちゃったのです。力をこめて弾いているのに、余裕で軽やかな華麗なる高音をかもし出し、音はスイートスポットどんぴしゃりなのでございました。いや~、凄かった。

とりあえず、今日の曲目はコメントできるほど存じませんけれども、シュルホフとコダーイがとっても好みでした。(ラヴェルだけ何故か眠気に襲われたのですが。)彼らは、おフランスご出身なのですが、大草原の乾いた大空っていうか、土の匂いっていうか、結構ユーラシア大陸な音をかもし出していました。(私のフランス感なんて、相当適当なもんですが。)

で、アンコールはそれこそ、ど~も、ど~も、って感じに出てきて、体をバキッと折って髪はバサッとして挨拶したと思ったら、ほれっ、と演奏をはじめちゃうわけです。なのにまたスンゴイ音出してくるから~、ちょっと待ってくださいよぉ、という感じです。あと、バッハは反則ですが、良かった。今日は涙腺にくるというより、鳩尾にくる演奏会でした。でもスゴイ。CD買ってみましたが、あれは生で聴かないとわからないであろうと思われます。ああ、次回はいつかな?

サイン会は大勢並んでいたので、あきらめましたが、サインするお二人をこっそり(?)撮らせていただきました。(右:兄ルノー、左:弟ゴーティエです。)
Capucon

| | コメント (4) | トラックバック (0)

« 2006年10月 | トップページ | 2006年12月 »