芸能花舞台
とってもお天気の良い土曜日の朝。
コーヒーを飲みながら、のんびり新聞を読んでいました。普段はほとんど見ないのですが、今朝は何故か天気予報をみてから、テレビ欄を見たんです。そしたら、目に飛び込んできた文字が...。
芸能花舞台「伝説の至芸・吉田玉男」
なんですって~!!!
いや~ん、気づいて良かった、これも神様の思し召しに違いない。
放送されたのは、
「仮名手本忠臣蔵」より城明渡しの段
「心中天網島」より河庄の段
「曽根崎心中」より天満屋の段、天神森の段
「仮名手本忠臣蔵」は9月の東京公演で簑助さんが由良之助を遣っていました。千秋楽の日、簑助さんが城明渡しの段を終えて楽屋に戻った際に、玉男さんの訃報をお聞きになったそうです。
簑助さんの由良之助は秘めた思いを胸にしっかりと留めたような凛とした静の美しさでしたが、玉男さんの由良之助は、静かな動きのなかにも無念の思いが溢れていて、悔しさがこちらの胸に迫ってきました。やはり玉男さんです。
徳兵衛も決心するときのハッとした表情などが、いいです~、色男。ストーリーは現実離れしているのに、あんな純粋に惚れてくれる男なら、ダメ男でもついていくかもしれない、なんて思わせるんですよね~。ああ、いいなぁ。うるっときてしまいました。
ただ、テレビの限界はやはりあって。画面では明るすぎてどうしても暗闇のなかを歩む人形のあの威厳が映し出されない気がするし、表情ばかりを追ってドアップになってしまい、人形遣いの動きが見えなかったり、ゲストの住太夫さんもおっしゃっていたけれど、玉男さんから発せられる風圧といいますか、劇場で観る時に感じる空気感はやはり無いのですよね、それでも、VTRで玉男さんの芸に少しでも触れられて幸せでした。
芸能花舞台は再放送、再々放送もありますので、ご興味のある方はぜひご覧下さいませ。(再放送は12月2日の朝5時15分から、再々放送は3日の深夜24時15分からと思われます)
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